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ー溶接に向いてない人とは?仕事内容や向いている人を紹介ー
2024.05.17
「溶接工が自分に向いているか知りたい」
「溶接工に向いてない人の特徴は?」
手に職をつけられる技術職として人気の溶接工。就職や転職で溶接工を考えている方にとっては、自分に向いている仕事なのか気になる人もいるのではないでしょうか。
溶接工が向いてない人の特徴は以下の通りです。逆に、以下のポイントに当てはまらないのであれば向いているといえます。
・技術取得に消極的な人
・コツコツと作業を進められない人
・健康リスクが気になる人
・環境の変化に適応できない人
・立ちっぱなしの作業がきつい人
今回は、溶接工に向いてない人や向いている人の特徴、溶接の仕事内容についてわかりやすく説明します。
溶接に向いてない人の特徴5つ
ここでは、溶接に向いてない人の特徴を5つに分けて説明しますね。
1.技術習得に消極的な人
技術習得を続けていくのが苦である人には合わないでしょう。
溶接工では、仕事に対する向上心が重視されます。溶接における基本技術を取得するには、半年〜1年程度はかかるといわれます。
また、よりレベルの高い作業をするのであれば、資格や経験が必要です。長い目で見て成長したいと考えられる人であれば合うものの、技術習得はせずに同じ仕事をし続けたいと考えている人には向いてないでしょう。
2.コツコツと作業を進められない人
時間をかけてコツコツと作業を行うのが苦手な人には向いてないでしょう。
溶接の作業は、丁寧に正確に行う必要があります。そのため、大雑把な性格の場合は合わないかもしれません。
また、長時間にわたり一人で注意を払いながら行う仕事でもあります。誰かと協力しながら行いたい人や、集中力が長く続かない場合は、溶接工としてキャリアアップするには向いてないでしょう。
3.健康リスクが気になる人
健康に対するリスクがどうしても気になる人は避けた方が良いかもしれません。
おもな溶接手法であるアーク溶接では、強い光や紫外線を浴びるため、視力低下を引き起こす可能性があります。また、火花が散ることによる火傷や、騒音による耳の被害、ヒューム(金属が含まれる煙)を吸うことによる肺への被害などいくつもの健康を脅かすリスクがあります。
正しい対策を行えばほとんどは防げるものの、どうしても健康被害が気になる人は向いてないでしょう。
4.環境の変化に適応できない人
溶接現場は、エアコンの設備が整っていない場合が多いため、夏は暑く冬は寒い環境になりやすいです。そのため、気温の変化により体調を崩しやすい人の場合は合わないかもしれません。
溶接工に興味がある場合、体に負担のかかる環境であっても仕事ができるかを検討する必要があるでしょう。
5.立ちっぱなしの作業がきつい人
現場では基本的に立ちっぱなしかしゃがんだ姿勢で作業を行います。座った状態で快適に仕事をしたい人には合わないでしょう。
そもそも溶接とは?
そもそも溶接とは何なのでしょうか。
溶接とは、複数の金属を電気やガスなどを使って加熱・加圧することでくっつける技術です。母材を加熱や加圧する方法以外にも、溶加材(接着剤のようなもの)を使って行う溶接もあります。
自動車や建築資材、家具や貴金属など幅広い業界の製品を加工する技術であり、溶接技術が高くなるほど、小さい部品や薄い部品の加工を行えるようになります。
溶接工の仕事内容を紹介
ここでは、溶接工の仕事内容を紹介します。
溶接工の仕事は、以下の3ステップで行われます。
1.図面の読み取り
2.段取り作業
3.溶接
1.図面の読み取り
まずは、図面の読み取りから始まります。図面には、作業に必要な溶接記号が書かれているため、理解するために記号の意味をあらかじめ覚えておく必要があります。
2.段取り作業
次に、段取り作業として溶接をするための下準備を行います。図面を確認しながら、金属専用のカッターや切断機等を使用し、必要な分の金属をカットします。
3.溶接
段取り作業が完了すれば、いよいよ溶接作業をスタートさせます。溶接方法はおもに「融接」「圧接」「ろう接」の3種類に分けられ、方法によって作業内容が異なります。
融接
融接は、溶接の中でもっとも広く使われており、母材の接合部を電気や光で加熱して溶かし、冷却させることで接合する加工方法です。強度が求められる加工で使用されることが多く、大きい素材でも頑丈に溶接できることがメリットです。
融接のおもな種類としては「アーク溶接」「ガス溶接」「レーザー溶接」があります。
・アーク溶接:アークと呼ばれる放電現象を利用して接合する方法
・ガス溶接:ガスバーナーの熱で部材を溶かして接合する方法
・レーザー溶接:レーザー光で母材を溶かして接合する方法
圧接
圧接は、接合する金属同士を加熱した後に、密着させ圧力を加えて接合する方法です。圧接は、機械に一定の圧力を加えられることから、大量生産をする際によく使われます。
圧接のおもな方法としては「ガス圧接」「摩擦圧接」などが挙げられます。
・ガス圧接:母材の接合面を押し付け合い、ガスで加熱して接合する方法
・摩擦圧接:部材同士をすり合わせて発生した摩擦熱で母材を軟化させ、同時に圧力をかけて接合する方法
ろう接
ろう接とは、母材を溶かさずに、溶加材を用いて接合する方法です。母材を溶かさないことから、精度の高い加工ができます。
ろう接のおもな方法としては「ろう付け」と「はんだ付け」の方法があります。
・ろう付け:溶融温度(固体が液体になる温度)が450℃以上のろうを使用して部材を接合する方法
・はんだ付け:溶融温度が450℃以下のはんだを用いて部材を接合する方法
溶接工に向いている人とは?
ここからは、溶接工に向いている人の特徴を紹介します。
集中して細かい作業ができる人
溶接作業は、長時間かけて手先を動かす作業を行うため、集中して細かい作業ができる人は向いているでしょう。
大まかな作業は機械が行えるものの、手作業が求められる細かい作業も多く存在します。
集中しつつ丁寧に作業を行うことが苦にならなければ仕事を楽しめるでしょう。
体力に自信がある人
立ち仕事が多く、ハンマーを使用したり切断作業をしたりと体を動かすため、体力に自信がある人がおすすめです。
体力がないと仕事に慣れる前にきつくなってしまうため、体を普段から動かしている人の方が合っているでしょう。
ものづくりが好きな人
自分の手で新たなものを生み出すことが好きな人にも向いていますよ。
溶接工は、ものづくりにおける縁の下の力持ちです。自分が関わった製品が消費者のもとへ届くことに喜びを感じる人であれば、やりがいをもって仕事を行えるでしょう。
一つのことを極めたい人
溶接工は、経験やスキルを積んでいくことで仕事の幅が広がる職業です。
そのため、資格取得や講習の参加などスキルを高めていくための行動が必要となります。
一つのものを極めたいと考えている人には、溶接工がぴったりでしょう。
まとめ
この記事では、溶接工に向いてない人や向いている人の特徴、溶接の仕事内容を詳しく説明しました。
溶接工が向いてない人は以下の通りです。一方、向いてない人にあてはまらなければ向いていると解釈できます。
・技術取得に消極的な人
・コツコツと作業を進められない人
・健康リスクが気になる人
・環境の変化に適応できない人
・立ちっぱなしの作業がきつい人
溶接の仕事に興味のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
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